ご自宅でもお出かけ先でも
飼い主さんのお悩みごとはなかなかに尽きません。
ささいな音に反応したり
犬を見るだけで大興奮したり。
様々な刺激を拾っては
止まらないほどエキサイトしたり
怯えるほどに落ち込んだり。
そんな状況を見かねた心ある先駆者は
なんとかしたい一心で
方法論のたたき台として
“社会性のトレーニング”を謳う。
やがてそれが流行りになることで
社会性という概念だけがひとり歩き。
今や、飼い主さんだけでなく
職業に誠実な方々、熱心な方々ほど
流行りの情報に振り回されているように
見受けられます。
社会性馴致トレーニングはしつけの導入部。
とても重要なカリキュラムですが
それよりも何よりもまずは普段の練習や
仕込みの方が優先なんです。
流行りどころか半世紀以上も
訓練士界で語り継がれてきた口伝
『犬の訓練は
脚側停座に始まり脚側停座に終わる』
あっ、涙がポロン…。
情緒·意識·感覚の基準値となる基本姿勢
全ての規範となる『型』を
脚側停座(きゃくそくていざ)と呼びます。
この『型』を覚えて
うまくならないわけがない。
ご愛犬のみならず飼い主さんもご一緒に
まずは『脚側停座の型』から
習得されてみてはいかがでしょうか。
飼い主さん
犬のお医者さん
グルーマーさん
ブリーダーさん
犬の保育園さん
ドッグトレーナーさん
業際に隔たりなく
訓練士さんの力を借りる強みって
きっとそこだと思うんです。