警察犬の訓練実演へ

今回のお出かけ先は小学校。
子どもたちの元気なご挨拶に
やる気が 出ますっ！

そして何より
現場で奮闘されている先生方へ
感謝のファンファーレをお届けしたくて。

今回のテーマは警察犬の育て方。

訓練の始まりは子どもたち同様に
一緒に遊ぶことから。
仔犬はそれぞれに才能を持って生まれ
遊びの中でその才能を見いだし
訓練を通じてその資質を磨いていく。
そして
何よりもたいせつにしていることは
日々の健康管理と安全管理。
訓練士さんの経験値はここで磨かれます。

それでも
思うようにできなくて
時に情けなくて、申し訳なくて
いっぱいいっぱいになりながらも

育てていただいた師匠や
その存在だけでありがたい同業の方々
ご縁をいただく飼い主様やお客様
皆様に支えられて
なんとか今の自分があって。

だからこそ
このような機会をいただけることを
とてもありがたく感じております。

おかげさまです。

僕なりの恩送り。

責任をもって
次のご縁へと繋いでまいります。

まずは

「過ぎ」を自覚するんです。

それだけでずいぶん
気を楽に持てます。

しつけの方法論ばかり溢れてますが

お留守番ができないのは
普段から自由にさせすぎ&干渉しすぎ。

都合良く無視されちゃうのは
おだてすぎ&嫌われたくなさすぎ

犬同士のトラブルは
わざわざ世間の流行りに合わせすぎ。

心配しすぎ。

そして何よりも

かわいすぎて
愛おしすぎ…。

いかがでしょうか。
これって
ご愛犬の問題ではなく
飼い主様の課題なんですよね。

おおげさに言えば
飼い主様の人生の課題。

だからまずは
どうかご安心ください。
飼い主様が抱く不安について
たいていのご愛犬は
そのストレスを乗り越えられます。

問題行動にだけコミットしても
解決には至りません。
引き金をひいてる原因が

ご愛犬の問題なのか
飼い主様の課題なのか

まずはここからです。

すぐにできるようにならなくても大丈夫。
まずは自覚さえ出来ていれば大丈夫です。

ほらほら
言ってるそばから
抱っこしすぎ！

雨の日と月曜日には

ゆっくりゆったりと読書。

首輪をつけた捜査官 竹本昌生著

このタイトル！
センスに気絶。

訓練士道という道があるならば
遥か先を歩み続けられた竹本先生。

感謝状や優勝トロフィーで
事務所が埋め尽くされるほどの訓練士実績。

ただ、僕の心酔するところは
勲章やメダルなどのような虚構ではなく
いち訓練士として
犬と向き合い、訓練と向き合い
積み重ねたどり着かれたその境地と姿勢。

今から２０年ほど前の地方大会

これから本番だというのに
のどかに戯れていた竹本先生と訓練犬は
自宅にいるかのようなリラックス感
その脱力には感動と感銘。

この日はもちろん
竹本先生の優勝で閉幕。

すぐに感化されて熱くなり
竹本先生のいる領域へ僕も行く！
なんて決意をしたんだけれど

そうやって熱くなって力むから
むしろ遠くなっちゃってるし…

心から犬を愛し
たいせつに育て
訓練そのものを昇華させた竹本先生

心の底から
ありがとうございます。

もっともっと
お話を聞いてみたかったなぁ。