故きを温ねて新しきを知る

師弟。

花いかだ をかし。

犬の訓練士という職業にあって。

私の時代には専門学校とか華のある感じはなく(笑)

兎にも角にも最低五年の修業に出る。

というものでした。

訓練士への道と言えば、そういう道しかなかったし

知るすべもなかったように記憶しております。

そして右も左もわからない小僧の私を拾ってくださったのが

師、K先生でした。

挨拶の仕方、返事の仕方。お茶の淹れ方。掃除の仕方。

行儀見習いからの修業開始です。

畳のへりを踏んで・・・

敷居を踏んで・・・

階段を駆け上がり・・・

お客様へのおもてなしの甘さで・・・

叱られたエピソードなぞは枚挙に暇がなく、

赤面の弟子時代でございます。

旧き良き時代。

あの頃の良さをたいせつにしながら新しきに適応す。

この時代にあって

尾張警察犬訓練所の訓練士修業は

1000頭と10000時間。

三年〜五年かけて一人前へと積み重ねます。

人材の育成に

これが正しいと言い切ることなどできませんが

これが間違いないと信じて。

K先生、本当にありがとうございます。

K先生からの恩送り。

所員に、犬の訓練に、

湧き上がる熱量を以て向き合います!

仕事じゃないんだ、真剣にやれ(タモリさん談)
2019年5月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin