恩送り

こんにちは!
訓練士の石﨑です。

最近は朝晩涼しくなって、秋の訪れがやってきましたね。
犬達にとっても過ごしやすい気候で、みんな元気に遊んでいます。

さて、私達の仕事はご愛犬、そして飼い主様あってのものです。
いつもありがとうございます。

そんな犬の訓練士を職業としている私ですが

実は…

子供の頃、犬が苦手だったんです。

というのも、幼いころ公園で遊んでいたら、ノーリードの犬に追いかけられまして。

当時、今の身長より半分くらいしかない私は、一気にトラウマになり、それからどれだけ小さな犬でも泣き叫ぶくらい怖くなりました。

ここまでで聞くと、到底この業界には入らないように思えますよね。笑

じゃあなぜ私は
犬の訓練士の道を選んだのか。

それは1匹の犬との出会いでした。

中学1年生の時に、その子とは出会いました。

いろんなきっかけがあり、環境的に犬が飼える状況になったある時。
父が突然、犬を見に行こうと言いました。

もちろん中学生の時も、犬が怖かった私。
ただ幼少期のように、泣くほどってわけではなく、興味はあるけど同じくらい怖い、という複雑な感情でした。そんな気持ちを抱きながら、母と父と3人で犬を見に行きました。

そこにいたのが、この後家族の一員となった、コーギーの女の子でした。

当時の記憶はだんだん薄れていき、あまりよく覚えていないのですが、
あんなに犬を怖がっていた私が、気づいたら帰りの車の中でその子を抱きしめていました。

人生何があるか分からないですね。笑

そこから訓練士を目指すまでは、あっという間でした。

家族の一員として苦手だったはずの犬を迎え入れ

一緒に過ごすうちに犬が好きになって

犬の仕事がしたい

そう思うまで時間はかかりませんでした。

では何になるのか、
獣医さん、トリマーさん、そして訓練士。

即決で私は訓練士の道を選びました。

よく理由を聞かれるのですが、私の答えはいつも『直感』です。
本能というか、コレだ!って思ったものが訓練士でした。

そして今に至ります。

犬が持つ力は無限大です。
犬が怖かった私が、今では犬の訓練士をしているんですから。

私に目標をくれたあの子は、もう亡くなってしまったのですが、本当に感謝しかありません。

そしてあの子が教えてくれたことを大事に、皆様のご愛犬にお返ししていきたいと思っています。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

2019年10月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin