[発つ前に 虫歯の治療なしおけよ
悔しき時を くいしばるため]
この短歌と出会ったのは
何かの本だったのか、新聞の投稿なのか
どこで知り得たのか、いつのことなのか
そのきっかけはすっかり忘れてしまいましたが
読んだ一瞬で、一生忘れないほど
心に沁みました。
その瞬間の感動はいまだ凛として
色褪せることはございません。
社会へと巣立つ我が子への
母親の想いでしょうか。
決して過保護にならぬよう
やがて訪れるであろう、我が子の巣立ちを
厳しくも優しく見守る母親。
我が身を以てご苦労を積まれ
沁みついた説得力と愛情
身につまされます。
お世話になっております皆様へ。
そして
尾張警察犬訓練所スタッフの親御さまへ。
改めて言わせてください。
いつも、優しく、あたたかく見守ってくださり
本当に、心の底から、ありがとうございます。
さても、昭和村の散歩道。
その路傍に書かれたこちらは川柳。
[美しく 咲いた花より 土を褒め]
この想い
今の私の心根となっております。