本当に教えたい「待て」とは。

ご愛犬にがまんを覚えさせるのではなく

”安心してあきらめるさせる”
ということなんです。

フォーカスしていただきたいのが
待っている時のご愛犬の表情。

ちゃんと安心できている。
すっかりあきらめている。
という情緒の結び。

ここがポイントなんです。

そんな時の表情はとても柔らかく
呼吸も穏やかに目を細めています。

我慢を教える「待て」の先では
期待と興奮、反発と無視の関係性へ繋がり
結ぶどころかほつれてしまいます。

一番教えたい「おすわり」も同じく
諦めなさいから教えると
ストンと座るようになります。

その先の不安を取り除くことで
安心して座れるようになるわけです。

この練習のコツは
ハンドラーがゆっくり動くこと。
太極拳のようにゆっくり。

速い動きや隙間ない声かけは
犬の本能や感覚を刺激してかえって
ジタバタさせてしまいます。

待て待て言わずに
穏やかに静かに
そしてゆっくり動く。

梅雨入りの季節こそ
お楽しみくださいませ。

2023年6月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

続、お散歩について。

犬を飼っている方が
みんな犬好きとは限りませんし
自分の愛犬以外は苦手という方も
たくさんいらっしゃいます。

街中での犬同士のご挨拶は
できなくても大丈夫ですし
させなくてもいいんです。

気にされていた方は
どうぞご安心ください。

社会性や適応力の馴致訓練としても
仲良くさせる必要はないんです。
散歩中はお互い干渉し合わないこと。
これ一択で飼い主様もご愛犬も幸せ。

犬好きな方であればこそ
そっと見守る感じがありがたいです。

ご挨拶は人同士がすれば充分です。
犬同士のご挨拶を控えてみてください。
ご愛犬の気持ちが飼い主様に向き始めて
デートっぽくなってきますから。

最善のお散歩相手は
飼い主様で良いんです。

犬を飼う目的や概念は
人それぞれにはっきりと違いますし
同じである必要もありません。
それぞれの目標、それぞれの楽しみ方
それで良いんです。

“犬同士をご挨拶させて社会性”
これがずいぶん流行りましたが
トレンドは少し取り入れる程度で吉
乗っからなくても大丈夫です。

溢れ返る投稿や情報に振り回されず
ご自身の人生体験から生まれる
『智慧』を優先してください。

それで間違ってませんから。

改善に立ち会う専門家までもが
トレンドに流されていては
本質を見失いますが

僕個人はちょっと時代に取り残されすぎ。

はい!ちゃんと取り入れます!
はい!それはもう間違いなく!

2023年6月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin