雨の日には
手入れ。
櫛もブラシも必要ありません。
素手の手ぐしにこそ意味があります。
母犬のような優しさで
ゆっくりしっとり丁寧に
撫でてあげてください。
そうして撫でているとだんだん
距離感や空気感、リズムや声のトーン
お互いの波長が合ってきて
調和の感覚が芽生えてきます。
行動学とかエビデンスとか
つべこべとややこしい理論など
全く必要ありません。
ああしなさいとか
こうしなさいとかも
全く必要ありません。
こちらにはこちらの都合があるように
相手にだって相手の都合があるわけで
白黒つけるのではなく
折り合いをつける
それが手入れ。
お互い様のおかげさま
そんなひとときです。