磨き上げた訓練士さんはやはり
その型を極めていました。
旅先で触れる思いやりは
しみじみと心に沁みます。
有り難くて、気絶。
専門職に就く者は時に
こうでなきゃいけないという概念に縛られ
息もできないほど
身動きできなくなるのだけれど
それを越えた時に見える景色が
鞆の浦(とものうら)の風景と
重なりました。
万葉の時代から続く
風待ちの港。
ただ穏やかに時間が通り抜ける。
コーヒーを相棒にして
鞆の浦めぐりのバスは走る。
あっ!また…
白Tシャツの時に限って
コーヒーをこぼしちゃう。
コーヒー染みを隠すため
この暑いのにジャケットを羽織り
鞆の浦めぐりのバスは走る。
とは言え
コーヒーの染み以上に
いただく思いやりが
心に沁みる旅でした。