紡ぐ。

犬の学問は
ますます加速していくはずで

それでもなおこの先も
学問を語る気はなくて。

訓練士にとって
学問から導かれる正解ほど
退屈な答えはない。

一頭一頭みんな違うし
飼い主様もみんな違う。

定められた正解ではなく
常に揺れ動く感覚の中で
それぞれの最善を探す

グラウンドで
鼻水を垂らしながら。

クルマのキーをどこに置いたか
忘れてしまうけれど

指先や手先に刷り込んだこの感覚は忘れない。

理論や統計で紡ぐのではなく

僕は犬育てで紡ぐ。


2024年12月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin