休日。

友人からのお誘いで万年筆屋さんへ。

一期一会のヴィンテージものに囲まれた店内
店主のこだわりと万年筆への熱量が溢れます。
こういうお店、ほんとに好き。

おもむろに万年筆を手に取り
とは言え何がいいのかよくわかんないなぁ
なんて言いながらくるくると回したところ
インクがこぼれてボトボト
手もテーブルも真っ黒に染まってしまいました。

まいったなぁ…

ただちにお詫びと掃除を済ませ
申し訳ないので買い取ろうと思い尋ねれば
なんとこの逸品
万年筆の横綱、モンブラン149モデル
70年代製のヴィンテージ。
ただ、プライスタグにはワケアリの記載。

僕と同じ生まれ年の訳あり万年筆
ネックに割れがあり修復歴ありのキズ跡あり
その分しっかり追い込んでありますとのこと。

いいじゃないですか。
ますます気に入りました。

出逢っていきなり
ボトボトとあなた色に染められ
はじめましてなのにこの気まずい空気感
隠せないキズアリのワケアリ
追い込んであるところなんてまさに
氷河期と呼ばれた70年代同士ならでは。

わけありの歳月よきかな、よきかな。

さあ、ここからは共に往かん。

よく追い込んた70年代ヴィンテージ
訓練士も万年筆も
いよいよここからが真骨頂です。

モンブラン149
この雰囲気と書き味に
心地よく気絶。

2023年12月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

DSカップ

新しいスタイルの訓練大会
その名も“DSカップ”
第二回岐阜大会へ表敬訪問。

構想の段階から
訓練士のための大会ではないんです
と、そう言いきっていた井浦さん。

意気に感ず。

心ある愛犬家の皆さんや
熱いドッグトレーナーさんとの
交流の中で
大会という「本番」が経験できれば
皆さんもっと上手くなれる
もっともっと楽しくなる
そのための場と機会を提供したい。

そうしてあっという間に
第二回岐阜大会を開催するに至りました。
この行動力と熱量に気絶。

主催者側には経験豊富な素晴らしい訓練士さんが控え
世界チャンピオン益田審査員の懇切丁寧なジャッジ
そして何より
出陳者の皆さんのモラルやマナーの高さ。
この日会場にいらしたみなさまに
心より敬意を表します。

ドッグスポーツの魅力を広げてメジャーにしていきたい。

そんな訓練士井浦さんの熱量に
心地よく気絶。

ありがとうございました。

2023年12月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

いも掘り大会。

ご近所様よりお声かけをいただき
安納芋のいも掘り大会に参加。

老若男女の隔たりなく
談笑しながら
焼きいもまでごちそうになりました。

焼きいもを囲んでの語らいは
子供の成長を願う想い
愛犬への溢れる愛情
悩みや老い、病気との向き合いなど

人が人を想う、おもいやりは
時代も地域も関係なく
普遍的なことなのだと
感じいっておりました。

焼きいもの煙でさえ
消防車を呼ばれる時代にあって
僕の住むまちに根付く
人と人との繋がりと温もり。
ありがたいなぁって。

寒いねと伝え合えるそのあたたかさ。

焼きいもホクホク
こころもホクホク

あったまりました。

2023年11月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

秋晴れ。

職業に対する熱い想いと
人犬隔たりない、あたたかな思いやり。
ここにいる訓練士さん
最幸すぎて気絶。

得意や持ち味はそれぞれに違っても
想いが一つなんです。

飼い主様とご愛犬のより良い未来
そこしか見てないんです。
そこだけに集中できてる方々なんです。

それはもう言葉じゃなく
その姿勢から
沁み沁みと伝わってまいりました。

いつだって煩悩まみれで
自身の熱量の調整さえままならず
想いが自分にしか向いてない僕は
恥ずかしくて気絶。

陽だまりのような訓練士さん方々との
有り難いご縁に支えられて

晴れ、ときどき日向ぼっこ。

2023年11月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

日本訓練チャンピオン決定競技会

今年の秋も
訓練士の聖地、霧ヶ峰へ。

74年続く歴史ある全国大会、圧巻です。
ここまで積み上げてくださった
この業界の大先輩方に
心の底から敬意を表します。

また企画運営、現場スタッフの皆様
本当にありがとうございました。
雨の中の競技進行もまた
ずいぶん大変だったと思います。
本当にありがとうございました。

全国大会を経験することで
自分自身の現在地を知ります。

上には上がいたり

わかった気になってる
ことに気がついたり

心温まる
同業訓練士さんとの繋がり
ご縁をいただいたり

お客様からの応援とご厚意

何より担当犬からの学び。

今年も実り多き秋
収穫の霧ヶ峰となりました。

かけがえのない時間と経験を糧に
尾張警察犬訓練所
ここからまた一歩一歩

ご縁をいただくお客様へ

心を込めて
てしごとさせていただきます。

現地まで応援に駆けつけて下さったお客様にも
重ねて御礼申し上げます。
いつもありがとうございます。



2023年11月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

叱ったあとに。

叱ったあと

本当にこれでよかったのかしら
なんでわかってくれないんだろう
もっとわかってあげたいのに

しつけが思うようにいかず
気持ちに余裕もなくなり
つい感情的に叱ったあとは特に

申し訳なさが込み上がります。

沸点が上がったところでの判断と行動は
たいていが後悔。

ちゃんとできていないのは
本当は自分の方なんじゃないか

普段の向き合い方を改めるのは
本当は自分の方なんじゃないか

叱ったわりに
誰よりも反省しているのは自分自身。

でも大丈夫
どうかご安心ください。

しつけと向き合う時

うまくほめてあげられなくても
その叱り方が間違っていたとしても

どちらが正しいというような
考え方も立ち位置も取らなくていいんです。

わからないことだらけの中
不安になってはいけないなんてこと
思わなくていいんです。

人に自慢するものでもないし
見せつけるものでもない
目には見えないけれどそこに必ずある。

見えない努力って
見る人にはちゃんと見えるんです。

結果うまくいってないとしても
むしろ後退していたとしても

そこに向けた想いは必ず届くんです。

今はまだその時じゃないとしても
その日その時に向けて
汲み取る力をつけるんです
そして
伝える力を身につけるんです。

お手伝いさせていただきます。

あの時があったから今があるね。
そういう時は必ず来ます。

2023年10月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

何も足さない 何も引かない。

時に黙って何もしない。
ということもしてあげてみてください。

一緒にいるけど何もしない。
ただ、時間と場所を共有する。
それだけ。

何もしないという空気感。
そこで芽生える意識と、育まれる情緒。

何もしない
そういう科目があるんです。

最初の5分をなんとかやり過ごすと
お互いに馴染んできます。
そうこうして毎日繰り返すうちに
ご愛犬の行動には
「間」や「意識」が伴い始め
「情緒」が生まれます。

落ち着きが色づきます。

訓練士さんの持つ型のひとつに
「興奮した時の取り急ぎのコントロール術」
というものは確かにあるんです。
ただ難易度が高く、飼い主様の習得実践までには
ずいぶんな手間と時間がかかります。

かといって
その場しのぎの方法論を採用すると
あとがなくなります。

さてもそこへ来て
すぐに実践習得できるこの科目。

何も足さない
何も引かない。

一緒にいるけど何もしない。

トイレのしつけにも効果絶大ですよ。

しつけの一丁目一番地へ
ようこそいらっしゃいませ。

2023年10月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

向き合い方のコツ。

5分でできちゃうしつけとか

簡単なしつけ。なんてものはないので
練習も管理も訓練もどうぞ安心して
そのまま継続してください。

芸を教えるわけじゃないんだから
人だって犬だって
そんな簡単に習慣性は身に付かないです。

たいせつなことは大抵めんどくさいんです。

はい!
導入部では
お菓子やおやつを使うのもありです。
だって手段なんだから
思いつくだけ試せばいいんです。

はい!
怒ったり哀しんだり
感情的になるのもありです。
だって生命と生命の向き合いなんだから。

はい!
それもありなんです。

小言幸兵衛…
縛りの強いコミュニティからは
卒業しても大丈夫です。
大勢でいる時の方がかえって
心は寂しいものです。

こうあるべきに縛られ過ぎず
せっかくのご愛犬とのひととき
水入らずでお過ごしください。

ご愛犬に左右されすぎてる方は
一度離れて、別の習い事始めてみたり
そこで見えてくるものもありますよ。

お好きなように
いろいろとやってみてください。

それでももし
ご愛犬と向き合う日々の中で
どうしてあげたらいいのか
しあわせにしてあげられてるのか
悩んだり心配になったりしたら
この座標へかえってきてください。

“アナタといる時の私は間違いなく幸せ。”

2023年10月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

ほめるしつけ方のコツ④

ほめるしつけ方のコツ④

誰だって時には
気持ちに余裕がなくなって

できないご愛犬に怒ってしまったり
できてない自分が情けなくて落ち込んだり

そんな日もあるんです。

そんなこんなで
ご愛犬への申し訳なさが募って
心ある飼い主様ほど
ご自身を責めてしまうんです。

大丈夫ですよ。

大丈夫です。

ご愛犬のせいにしなくてもいいんです。
そして
自分のせいだと責めなくてもいいんです。

誰だってそりゃそうなります。
そういう時もあるんです。

それでもいいんです。
ちゃんと前に進んでいます。

今あなたは
またとない経験を積んでいらっしゃいます。

向き合う姿勢に
心の底から敬意を込めて

僕はその苦悩を支持します。

ご自分のことも
ちゃんとほめてあげてくださいね。

2023年10月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

おすわりの目的

「おすわり」と「待て」。

僕の幼少の頃、つまりは昭和の時代から
連綿と続くしつけの基本。

この連綿と受け継がれし「座る待つ」という
‘行動とカタチ’。
これを教えることを‘芸’と呼びます。

芸’をしている時のご愛犬の意識、感情は
「執着する、我慢する、溜める」なので

カタチを解除するやいなや
かえってご愛犬の興奮が昂ぶったり
上がりやすいテンションを更に煽ってしまいます。

さて、ここがお悩みどころ。

こんなにしつけしてるのにっ!
普段ならおすわりとまてはできてるのにっ!
なんでよっ?のところなんです。

‘芸’ができたところで山の四合目。
さあそこからがいよいよ本番です。

目指す山頂『調和のとれた暮らし』に向けて
覚えていただきたい『型』は

●焦って座るではなく、安心して座る「おすわり」
●執着して待つのでなく、諦めて脱力した「待つ」

『情緒』と『調和』の心を意識した
「おすわり」と「待て」の型。

「芸」ではない、しつけの型。
習得されてみてはいいかがでしょうか。

2023年9月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin