ご愛犬にがまんを覚えさせるのではなく
”安心してあきらめるさせる”
ということなんです。
フォーカスしていただきたいのが
待っている時のご愛犬の表情。
ちゃんと安心できている。
すっかりあきらめている。
という情緒の結び。
ここがポイントなんです。
そんな時の表情はとても柔らかく
呼吸も穏やかに目を細めています。
我慢を教える「待て」の先では
期待と興奮、反発と無視の関係性へ繋がり
結ぶどころかほつれてしまいます。
一番教えたい「おすわり」も同じく
諦めなさいから教えると
ストンと座るようになります。
その先の不安を取り除くことで
安心して座れるようになるわけです。
この練習のコツは
ハンドラーがゆっくり動くこと。
太極拳のようにゆっくり。
速い動きや隙間ない声かけは
犬の本能や感覚を刺激してかえって
ジタバタさせてしまいます。
待て待て言わずに
穏やかに静かに
そしてゆっくり動く。
梅雨入りの季節こそ
お楽しみくださいませ。