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秋晴れ。

職業に対する熱い想いと
人犬隔たりない、あたたかな思いやり。
ここにいる訓練士さん
最幸すぎて気絶。
得意や持ち味はそれぞれに違っても
想いが一つなんです。
飼い主様とご愛犬のより良い未来
そこしか見てないんです。
そこだけに集中できてる方々なんです。
それはもう言葉じゃなく
その姿勢から
沁み沁みと伝わってまいりました。
いつだって煩悩まみれで
自身の熱量の調整さえままならず
想いが自分にしか向いてない僕は
恥ずかしくて気絶。
陽だまりのような訓練士さん方々との
有り難いご縁に支えられて
晴れ、ときどき日向ぼっこ。
日本訓練チャンピオン決定競技会
今年の秋も
訓練士の聖地、霧ヶ峰へ。
74年続く歴史ある全国大会、圧巻です。
ここまで積み上げてくださった
この業界の大先輩方に
心の底から敬意を表します。
また企画運営、現場スタッフの皆様
本当にありがとうございました。
雨の中の競技進行もまた
ずいぶん大変だったと思います。
本当にありがとうございました。
全国大会を経験することで
自分自身の現在地を知ります。
上には上がいたり
わかった気になってる
ことに気がついたり
心温まる
同業訓練士さんとの繋がり
ご縁をいただいたり
お客様からの応援とご厚意
何より担当犬からの学び。
今年も実り多き秋
収穫の霧ヶ峰となりました。
かけがえのない時間と経験を糧に
尾張警察犬訓練所
ここからまた一歩一歩
ご縁をいただくお客様へ
心を込めて
てしごとさせていただきます。
現地まで応援に駆けつけて下さったお客様にも
重ねて御礼申し上げます。
いつもありがとうございます。







叱ったあとに。

叱ったあと
本当にこれでよかったのかしら
なんでわかってくれないんだろう
もっとわかってあげたいのに
しつけが思うようにいかず
気持ちに余裕もなくなり
つい感情的に叱ったあとは特に
申し訳なさが込み上がります。
沸点が上がったところでの判断と行動は
たいていが後悔。
ちゃんとできていないのは
本当は自分の方なんじゃないか
普段の向き合い方を改めるのは
本当は自分の方なんじゃないか
叱ったわりに
誰よりも反省しているのは自分自身。
でも大丈夫
どうかご安心ください。
しつけと向き合う時
うまくほめてあげられなくても
その叱り方が間違っていたとしても
どちらが正しいというような
考え方も立ち位置も取らなくていいんです。
わからないことだらけの中
不安になってはいけないなんてこと
思わなくていいんです。
人に自慢するものでもないし
見せつけるものでもない
目には見えないけれどそこに必ずある。
見えない努力って
見る人にはちゃんと見えるんです。
結果うまくいってないとしても
むしろ後退していたとしても
そこに向けた想いは必ず届くんです。
今はまだその時じゃないとしても
その日その時に向けて
汲み取る力をつけるんです
そして
伝える力を身につけるんです。
お手伝いさせていただきます。
あの時があったから今があるね。
そういう時は必ず来ます。
何も足さない 何も引かない。

時に黙って何もしない。
ということもしてあげてみてください。
一緒にいるけど何もしない。
ただ、時間と場所を共有する。
それだけ。
何もしないという空気感。
そこで芽生える意識と、育まれる情緒。
何もしない
そういう科目があるんです。
最初の5分をなんとかやり過ごすと
お互いに馴染んできます。
そうこうして毎日繰り返すうちに
ご愛犬の行動には
「間」や「意識」が伴い始め
「情緒」が生まれます。
落ち着きが色づきます。
訓練士さんの持つ型のひとつに
「興奮した時の取り急ぎのコントロール術」
というものは確かにあるんです。
ただ難易度が高く、飼い主様の習得実践までには
ずいぶんな手間と時間がかかります。
かといって
その場しのぎの方法論を採用すると
あとがなくなります。
さてもそこへ来て
すぐに実践習得できるこの科目。
何も足さない
何も引かない。
一緒にいるけど何もしない。
トイレのしつけにも効果絶大ですよ。
しつけの一丁目一番地へ
ようこそいらっしゃいませ。
向き合い方のコツ。

5分でできちゃうしつけとか
簡単なしつけ。なんてものはないので
練習も管理も訓練もどうぞ安心して
そのまま継続してください。
芸を教えるわけじゃないんだから
人だって犬だって
そんな簡単に習慣性は身に付かないです。
たいせつなことは大抵めんどくさいんです。
はい!
導入部では
お菓子やおやつを使うのもありです。
だって手段なんだから
思いつくだけ試せばいいんです。
はい!
怒ったり哀しんだり
感情的になるのもありです。
だって生命と生命の向き合いなんだから。
はい!
それもありなんです。
小言幸兵衛…
縛りの強いコミュニティからは
卒業しても大丈夫です。
大勢でいる時の方がかえって
心は寂しいものです。
こうあるべきに縛られ過ぎず
せっかくのご愛犬とのひととき
水入らずでお過ごしください。
ご愛犬に左右されすぎてる方は
一度離れて、別の習い事始めてみたり
そこで見えてくるものもありますよ。
お好きなように
いろいろとやってみてください。
それでももし
ご愛犬と向き合う日々の中で
どうしてあげたらいいのか
しあわせにしてあげられてるのか
悩んだり心配になったりしたら
この座標へかえってきてください。
“アナタといる時の私は間違いなく幸せ。”