ほめるしつけ方のコツ③

ほめるしつけ方のコツ③

わかりにくくご説明させていただくと

例えばおすわりなら

座ろうとした時の

□意識の起こり
□起動の瞬間から初動
□座る姿勢に至る身体の使い方

こそが
ほめる最善のタイミングとなります。
この時
ほめる際の声のトーンの使い分けも
身に付けなければなりません。

呼び戻しの練習であれば
呼んで、来て、座ってという
連続技となりますので

声に反応したことをほめる
来ようとしたことをほめる
座ろうとしたことをほめる

ということをひとつひとつ丁寧に
ほめて教えてから
三つの科目を繋げるわけです。

最善のタイミングと最適な声のトーン。

ここを手に入れると
ご愛犬は懐くし、調うし、伸びるし
何よりムダに叱らなくて済みます。

とは言え
これめちゃめちゃ難しいんです。

ほめるも叱るも何も
タイミングも音程もたいていズレてます。

でもそれでいいんです。
そこをほめようとしている気持ちは
ちゃんと伝わるんです。

冷静で大人な理想の上司のように
さとしてくれたり、ほめてくれたりしたら
そりゃ確かに素敵で憧れちゃうんだろうけど

飼い主様とご愛犬は
ビジネスで繋がってるわけじゃないんだから

ちゃんと向き合う覚悟があるのなら
甘い言葉ばかりじゃなくて
熱い心が欲しいこともあるわけで。

想い溢れて感情がほとばしる!
それもありなんです。

長くなりましたので続きは次回へ。

2023年8月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

ほめるしつけ方のコツ②

ほめるしつけ方のコツ②

ただほめれば喜ぶって
そういうわけではないんです。

賞状もトロフィーも名誉も
ご愛犬は喜びません。

飼い主様の喜ぶ姿を見て喜ぶんです。

あなたが大喜びする姿を見ると
それこそが嬉しくって歓喜するんです。

人と犬、与え合う光景を目にするたび
この先も僕は“選んだ職業に誠実であろう”
と、改めて決意をかためます。

さて、ほめるしつけのコツ②。

テクニックでほめたって
ご愛犬は見破ります。

おおげさにほめたり
演技でほめたって
ご愛犬はどこ吹く風。

たいせつなのは
そこに宿る「しみじみとした感情」
なんです。

しつけの中でご愛犬と向き合い
ご愛犬の些細な成長を見逃さず
成長に向かう変化を見守るんです。
結果でなく成長を愛でてください。

以前に飼育していた子の出来や
同じ犬種の子を引き合いに出して
うちのこの子は…とか
比較しないクセをつけてください。

当たり前なんてなくて
今ここにいてくれて有り難うって
しみじみと沁みてきます。

静かに穏やかにしっとりしみじみと
成長する姿を喜んであげてください。

そこをほめようとしている気持ちは
ちゃんと伝わります。

「伝えよう」よりも
成長を「汲み取ろう」から始めます。

また長くなりましたので続きは次回へ。

2023年8月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

ほめるしつけ方のコツ①

ほめるしつけ方のコツ①

普通にほめても喜んでくれないから
更におおげさに撫でたり声かけたり
目を見つめる飼い主様。

すると余計に目を合わせず顔をそらして
迷惑げに離れようとするご愛犬。

ならばと使う奥の手のおやつは
モノでつる使い方なので
おやつだけもらってさよなら。

よく見かける光景です。

伝えたい
懐いてほしい
嫌われたくない
振り向いてほしい
愛おしすぎる

このような強い想いはかえって圧となり
ご愛犬には避けられてしまいます。
この立ち位置はご機嫌を伺うかたちとなり
かえって反発と興奮を引き出し

□無視する犬と無視される人
この関係性が構築されていきます。

ほめても叱っても反応しない。
興奮が収まらない。
いつも隙をつかれる。
おやつがないと聞いてくれない。
などなど。

ご愛犬への愛情と責任感。
向き合うことに一所懸命な飼い主様ほど
この傾向が多く見られます。

オビディエンスであれ
服従訓練であれ
しつけであれ
おさんぽであれ

どれも「関係性」が基礎となります。

ほめるしつけのコツは
“無視されない飼い主になる”
と、決意するところから。

長くなりますので続きは次回へ。

2023年8月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

できなくても大丈夫。

犬同士うまく遊べない。
お散歩でご挨拶ができない。
そんなご相談もいただきます。

できなくても大丈夫。
遊べても遊べなくても大丈夫。
ご挨拶はしなくて大丈夫。
ご安心くださいませ。

訓練所やドッグスクールの投稿には
犬同士を仲良く遊ばせていたり
一緒に走らせている写真がたくさん。 

ただ、これは決して
犬任せにしてるわけではないんです。

大前提にハンドラーや管理者の
圧倒的な経験値ありきなんです。
その方がいるから、揉めないんです。

訓練士さんやトレーナーさんのような
多頭飼育·管理等の実践を経てこそ
あのような環境や管理を創り出せています。
犬たちが良い表情してますよね。

経験者のコーディネートによって
空気感が成立しているんです。

そこで、飼い主様はまず
ご自身とご愛犬の関係作りから
始めていただければ大丈夫です。

飼い主様とご愛犬の調和なら
「基礎訓練の型」を習うことでだんだん
身につきます。

そこから先の調和なら
「パックウォーク」もオススメします。
とても親和性が高いです。

犬同士のかけっこ以外でも
ストレス解消方法はいくらでもあります。
できなくても大丈夫。

最初のうちは全然できなくて
何をやっているのかわからないけれど
習っているうちに
何がわからないかがわかってきて
そのうちに
できるようになっています。

そのための手段は

訓練士さんやトレーナーさん
飼い主様&ご愛犬の数だけあるんです。

だから大丈夫。

できることから始めていきましょう。

2023年7月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

しあわせ全開で。

フォロワー様はご存知のように

犬同士のご挨拶はしなくて大丈夫ですし
犬友達は作らなくても大丈夫ですし
犬ママ友も作れなくても大丈夫なんです。

さあさあ
ご愛犬とのしあわせな暮らし
どうぞ気楽に気軽に肩の力を抜いて
楽しまれてください。

□お散歩中の犬同士のご挨拶はむしろ控えて
干渉し合わない距離感をたいせつに。

□犬同士で走り回らせる時間よりも
飼い主様とご愛犬が向き合えるひとときを。

□飼い主様同士のお付き合いは
共有や共感のできる方とだけ腹六分目で。

急上昇トレンドになって以来
友達を作らないといけないみたいな風潮は
お気になさらずにってことなんです。

ご愛犬との癒しのひとときまで
わざわざ人付き合いに疲れなくて
いいんです。

この先の人生をこの子と共に歩む!
そう決意した飼い主様の想い
その理由も目的も人それぞれ。

ご愛犬との向き合い方
概念も価値観もこだわりも人それぞれ。

飼い主様同士のお付き合いは
腹六分目の距離感で

ご愛犬とのお付き合いは
引き続きしあわせ全開でお楽しみくださいませ。

目指す座標はぶれずに

ご愛犬とのしあわせな暮らし。

2023年7月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

今日だけ頑張る。

習ったことを

今日だけでいいんです。
今日だけやりきってみてください。

明日からがんばろう!ではなく
明日から続けよう!でもなくて
今日だけやりきるんです。

うまく行かなくても大丈夫。
どうぞ肩の力を抜いてリラックス。
はじめの一歩はそれで100点です!

そうこうしてるうちに案外続いて
あれ?
なんか変わってきたぞって!
なんかわかってきたぞって!

しつけを始める際の
あなたの幸せのためなの…ごめんね。
という申し訳なさは
あなたに逢えてしあわせ!ありがとう。
という愛しさと感謝に昇華します。

管理の型は飼い主様のパート。
基礎訓練は、ご愛犬のパート。
調和へ導くのは訓練士である僕のパート。

三者三様始まりはバラバラながらも
いつしか奏でるアンサンブル!

さあさあ

今日だけ!
やりきってみませんか。

2023年7月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

晴れたらいいね。

ご愛犬のしつけやトレーニング。

何もかも初めて挑むことばかりなわけで
成功と失敗がもれなくついて回ります。

責任感と向き合う方ほど
かえって犬育てのバランスを見失ったり。
最初ってそういうものです。

続けていれば感覚でわかってきます。
かけた想いと時間は無駄にはなりません。

いつも調子が良いわけではないし
気持ちに余裕がない時もあるし
うまく行かない日もある。
そういうものです。

世間というものは
失敗したことに対してそれみたことか!
と正論をふるってくるものでもあり
その正論は時に人を傷つけます。
同時に
その挑戦や努力に対して
認めて下さったり評価して下さったり
応援していただけるものでもあり
僕はそのお心遣いに日々救われてます。

閑話休題。

いろんな考え方や価値観があって
それが世間。
そんな中、ご愛犬を選んだのは他でもなく
飼い主様ご自身。

世間という外側の評価に振り回され過ぎて
日常にある成長や感動を
みすみす見逃してしまうのはもったいない。

褒める!喜ぶ!共感する!
そのタイミングは日常の中にあります。
知らない場所で排泄できる。
知らないところでもおやつを食べられる。
知らないところでいつも通りできる。

これって立派な成長シロですし
使役犬訓練に於ける社会性馴致訓練としても
立派な成果となります。

失敗や成功にとらわれず
内側の成長にフォーカスすれば
見えてくるものがあるはずです。

2023年7月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

おさんぽに行かないという選択

梅雨の季節
そういう選択もありです。

おさんぽに使っていた時間を
ご愛犬をなでるひとときに。

真面目すぎる飼い主様から
何回?何分?ってご質問をいただきそうですが
そういうことではなく

ジタバタせず
静かに、ゆっくり、穏やかに
同じ時を過ごします。
安定してきたら目も閉じてください。
目を閉じることで感覚の世界へ入れます。

感覚で拾うんです。
触れている手に伝うぬくもり。
澄んだ耳で拾う鼓動。

そこがご愛犬の世界観。
概念ではなく感覚。

なでているうちに
しみじみと感じるしあわせ。
人と犬の原点。
それで充分です。

ささくれだつ日々にあっても
毎日ちゃんと
ご愛犬に対して、世間に対して
真面目に向き合っていらっしゃる方こそ

ご自身のためにそんなひとときを。

2023年7月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

本当に教えたい「待て」とは。

ご愛犬にがまんを覚えさせるのではなく

”安心してあきらめるさせる”
ということなんです。

フォーカスしていただきたいのが
待っている時のご愛犬の表情。

ちゃんと安心できている。
すっかりあきらめている。
という情緒の結び。

ここがポイントなんです。

そんな時の表情はとても柔らかく
呼吸も穏やかに目を細めています。

我慢を教える「待て」の先では
期待と興奮、反発と無視の関係性へ繋がり
結ぶどころかほつれてしまいます。

一番教えたい「おすわり」も同じく
諦めなさいから教えると
ストンと座るようになります。

その先の不安を取り除くことで
安心して座れるようになるわけです。

この練習のコツは
ハンドラーがゆっくり動くこと。
太極拳のようにゆっくり。

速い動きや隙間ない声かけは
犬の本能や感覚を刺激してかえって
ジタバタさせてしまいます。

待て待て言わずに
穏やかに静かに
そしてゆっくり動く。

梅雨入りの季節こそ
お楽しみくださいませ。

2023年6月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

続、お散歩について。

犬を飼っている方が
みんな犬好きとは限りませんし
自分の愛犬以外は苦手という方も
たくさんいらっしゃいます。

街中での犬同士のご挨拶は
できなくても大丈夫ですし
させなくてもいいんです。

気にされていた方は
どうぞご安心ください。

社会性や適応力の馴致訓練としても
仲良くさせる必要はないんです。
散歩中はお互い干渉し合わないこと。
これ一択で飼い主様もご愛犬も幸せ。

犬好きな方であればこそ
そっと見守る感じがありがたいです。

ご挨拶は人同士がすれば充分です。
犬同士のご挨拶を控えてみてください。
ご愛犬の気持ちが飼い主様に向き始めて
デートっぽくなってきますから。

最善のお散歩相手は
飼い主様で良いんです。

犬を飼う目的や概念は
人それぞれにはっきりと違いますし
同じである必要もありません。
それぞれの目標、それぞれの楽しみ方
それで良いんです。

“犬同士をご挨拶させて社会性”
これがずいぶん流行りましたが
トレンドは少し取り入れる程度で吉
乗っからなくても大丈夫です。

溢れ返る投稿や情報に振り回されず
ご自身の人生体験から生まれる
『智慧』を優先してください。

それで間違ってませんから。

改善に立ち会う専門家までもが
トレンドに流されていては
本質を見失いますが

僕個人はちょっと時代に取り残されすぎ。

はい!ちゃんと取り入れます!
はい!それはもう間違いなく!

2023年6月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin